ラーメン
(味の感想は★からです) 私は並んでいた。場所は八幡山。 駅と高架下に隣接したところに小さな商業施設がある。ここの喫茶店のホットケーキがサクフワでこれまた美味いのだが、それはまた別の機会に。 台風が過ぎ去った都心の空は少し不安気な顔を見せてい…
(味の感想は★からです) 私は終わった。これは何も形容的な表現でもなんでもなく、単純に私は終わったのだ。場所は荏原中延。 多賀野さんでの食事を終え、大満足な私は二軒目のお店を探していた。結果的に私は井田商店さんに伺うのだが、そこでの食事を終え…
(味の感想は★からです) 私はコーヒーを飲んだ。カフェインといえば誰しもがコーヒーを思い浮かべるだろう。 私も専らコーヒー大好き人間であり、そのはまったきっかけもカフェインによるスッキリ感というか、一時的に眠気をふっとばす感じが好きだったから…
【味の感想は★からです。】 私は射抜かれていた。人は誰しもが何かにハマっている。 それは食べ物の時もあるし、運動だったりもするし、人だったりする。私の最近のトレンドは専ら日向坂46だ。 アイドルとは思えないバラエティ能力の高さとそのキラキラした…
【味の感想は★からです】 私はドキドキしていた。秋葉原に来るのは久しぶりだ。 電気街のイメージが強い秋葉原だが、その要素は意外と少なく、メインの歩行者天国を歩くとビルを覆い隠すほどの巨大なアニメのキャラクターの垂れ幕が見えたり、メイドさんが客…
(味の感想は★からです) 私は迷っていた。人間とは迷う生き物。 人生の岐路に立たされた時、その選択に迷わない人間などいない。今後の人生を変えうるような分岐点ではなくとも人間は選択に悩み苦しむ。 私もこれまでの人生好き勝手に生きてきた部類の人間…
(味の感想は★からです。) 私は気分が良かった。 台風はどこ?というワード街Twitterのトレンドになっていた。 ニュースでは随分と大げさに取り沙汰されていた台風はどこへやら。台風一過の晴天。分厚い雲を運んでいってくれた台風に感謝しつつ、朝からたま…
(味の感想は★からです) 私は風を感じていた。風を感じるという表現は、よく爽やかな表現として扱われる。風を感じると聞くと、黒髪の女子高生が学校の屋上で虚な目をしながらも遠くを眺めている、ような爽やかでどこか儚げな印象を抱く。 だが、私の今感じ…
(味の感想は★からです) 私は早足で歩いた。渋谷はいつもどおりの慌しさ。 一時期の人の少なさが懐かしく、恋しい。肩を左に入れて、右に入れて行き交う人の波を泳ぐ私は一体どこへ向かうのだろうか。高級外車が横付けされている。 そこには足のほとんどを…
(味の感想は★からです。) 私はふられ続けていた。自宅を意気揚々と飛び出したのは18時頃。久しぶりにお気に入りのお店に向かう私はワクワクしていた。千歳船橋駅から伸びる千歳通りを下っていくと、衝撃。 閉店時間40分前にスープ切れで閉店の文字。まぁ、…
(味の感想は★からです) 私は歩いていた。三軒茶屋の交差点は相変わらずの人の量。 というよりかは交通量が圧倒的でなんというか車の圧力が凄い交差点である。三軒茶屋はお洒落な飲み屋さんが多かったりするが、この交差点からはその品の良さは感じられない…
(味の感想は★からです) 私はずぶ濡れていた。 決して比喩的な表現ではなく、全身ずぶ濡れになっていた。新中野から中野駅の方へ自転車で移動。 その最中、最近流行りのにわか雨が。ラブラブだったカップルがにわか雨に遭遇して、女の子の方が少し不機嫌に…
【味の感想は★からです】 私はだらけていた。ここ最近の自分の怠惰具合には自信がある。手術をしたことを言い訳にするのは良くないが、二週間も何もしないで一日ゲームして、ご飯もウーバーイーツで済ませる生活をしていた私にとって、通常の生活にすぐに戻…
【味の感想は★からです】 私はウキウキしていた。自慢の愛車に跨る。 長らく愛用していたミニベロを盗難されてからというもの、めっきり外出する機会が減ってしまっていた。私の足となり、共に汗をかいてきた戦友は、いとも容易く心のない輩の手によって葬り…
(味の感想は★からです。) 私ははんなりしていた。京都は独特の盆地からなる蒸し暑さが憎らしい。 冬になると冷たい空気が外に逃げず冬は冬で寒い。 京都という街はこと気候というジャンルにおいては住みにくい部類に入るとおもう。お盆の時期に地元の京都…
(味の感想は★からです。) 私は考えていた。恵比寿西一丁目の交差点で信号を待つ。 東京の街を歩いているとたまにあるのが、信号のタイミングが縦と横で合わないことがあり、目の前に目的のお店があっても二回信号に引っかかる。という現象だ。東京はその道…
(味の感想は★からです。) 私は戸惑っていた。東京駅構内は今日も慌しくたくさんの人達が行き交う。 とてもじゃないが、暇を持て余してブラブラしているような輩は、この場所にはいない。 やれ私はというと、そのちょうど中間といったところだろうか。 あて…
(味の感想は★からです。) 私はあたふたしていた。この世の中には人間としてやってはいけない行為が大きく分けて二つある。一つは人をあやめること。 一つはラーメン屋さんのスープの中に食券を落とすことである。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜今回のお…
(味の感想は★からです。) 私は並んでいた。平日の13時。 イケナイ太陽が、なんかいいカンジにオッケーロコローションしている。(世代でまくり)代官山にできた一際長い行列の最後尾に並んだ私は、真夏の太陽は今日も元気だなーって思いながら身を隠すよう…
(味の感想は★からです。) 私は伸びをした。夏の訪れは突然に。 例年よりも長引いた梅雨がようやく明けた。 未曾有のパンデミックに追い討ちをかけるかのような長い雨。みんなが思い描いていたキラキラした2020年は世界線の変動があったかのように、熱狂と…
(味の感想は★からです。) 私は迷える仔羊のようだった。後楽園駅六番出口。 東京ドーム側とは逆の出口。六番出口を出ると、そこはオフィス街というか、ミュージックアカデミーがあったり、でかいフォーラムがあったりとなんだか色々なものが色々詰まってい…
(味の感想は★からです。) 私は打席に立った。後楽園駅を降りると、目の前に東京ドームが見えた。画面で見るよりも迫力のあるその出で立ちになんだか気圧される感じがした。 私は左バッターボックスに入る。 小学校から高校まで野球をやっていた私は、元々…
(味の感想は★からです。) 私は嘆いていた。美味しいカレーを食べ終え、日々の疲れを癒しに、お気に入りのカフェへ向かう。お気に入りのカフェに到着。 すると、お店へ向かう階段を遮るように本日は終了ですの文字。まさかの臨時休業。 聞いてないぜ、とっ…
(味の感想は★からです。) 私は雨に打たれた。例年よりも長い梅雨による湿気た雨は、皆んなの心の空を代弁しているかのようだ。 分厚い雲に覆われたグレーの空模様は、なかなかその奥にある太陽の光を見せてはくれない。 私は雨に打たれながらそんなことを…
(味の感想は★からです。) 私は戸惑っていた。日曜13時半。 いつものように私はちとせさんに向かっていた。 曙橋の人気店、ちとせさんはだいたいいつも10人くらい並んでいるだろうか。人気店にしては列も少なく、最近ではその列も短くなってきていた。 最…
(味の感想は★からです。) 私は夢を見ていた。子供の頃は夢を見ている最中に、まさかこれが夢だとは思わず夢の世界に没頭していた。 本当に自分は空を飛んでいたし、本当にヒーローになって人々を助けていてし、本当に片想いだった人が急に告白してきて熱い…
(味の感想は★からです。) 私は大塚にいた。 大塚の地に初めて降り立つ。 山手線に属しながら一度も訪れたことのなかった場所。JR大塚駅の南口から出ると、目の前に都電荒川線のチンチン電車が横切る。 なんとも言えないノスタルジーと私の気持ちが交差して…
(味の感想は★からです。) Sagami original。 特に意味はありません。すいません。言いたかっただけです。 神奈川県相模原。 名前は良く聞く地名だが、実際に訪れるのは初めてである。 下町感のある雰囲気が心地よく、住宅街が多く、私はもっと人の行き交う…
(味の感想は★からです。) 私は楽を選んだ。 というのも、久しぶりにラーメン巡りをしようじゃないかと思い立ち、昨日の夜から計画を立てた。そのルートが、まぁ、我ながらなかなかの運動量。 巡るお店は2軒だけだが、2軒とも駅から遠く、さらに電車の乗り…
(味の感想は★からです。) 私の厨二心はくすぐられていた。 どの世界でも、風雲児とはカッコ良いものである。 〇〇界の風雲児と称される人は、新進気鋭のセンスでその世界の固定観念を塗りつぶす。みたいな人を想像する。 生粋の厨二病である私にとってこの…