(味の感想は★からです。)
私の厨二心はくすぐられていた。
どの世界でも、風雲児とはカッコ良いものである。
〇〇界の風雲児と称される人は、新進気鋭のセンスでその世界の固定観念を塗りつぶす。みたいな人を想像する。
生粋の厨二病である私にとってこの風雲児という言葉はとても響きの良い言葉である。
私が何の風雲児になれるのかはさておき、今日の目的のお店『風雲児』さんに伺うため、ここ新宿に降り立つ。
新宿の西口から更に西へ。
ビルが立ち並び、コーヒーチェーン店と小さな居酒屋がちょこちょこあったりと少しばかりマッドな雰囲気。
表と裏のちょうど境目のような空間。
少し危なっかしいさを孕んだこの場所は少し高揚感と恐怖感を私に植え付ける。
交番を横目に細い路地に入る。
すると少しばかり行列が。
本来は連日大行列らしいのだが、コロナの影響もあり、まばらな並び。
店内はカウンターのみで20席くらいあるのか?もう少し少ないかもしれないが、まぁまぁ、ギュウギュウで座っていて、正直うーんって思ったが、サッサと食べて出て行こうと思い、食券機でつけ麺を買って店内へ。
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★・つけ麺 900円
これぞつけ麺というビジュアルはどこか懐かしくもある。
とりあえず麺だけ頂いてる。
見た目よりもしっかりコシがあり、甘味がある麺はかなり美味しい。
これはつけ汁とのマリアージュへの期待感が高まる。
つけ汁につけて一口、、
おう!甘旨い!!
魚介のガツンとした旨味と鶏の円やかな甘さがかなり癖になるお味。
甘さが割と強い印象でかなり食べやすく、女性のお客さんが多いのも、うなずける。
それと、勝手に私は写真で見た限り、魚介『豚骨』だと思っていたのであまりの円やかさに最初びっくりしてしまった。
つけ汁に入ったチャーシューやらネギやらノリやらは安定して美味い。
ノンストップで最後まで一気に食べ切ってフィニッシュ。
スーツの方が多かったので、お昼時は他のラーメン屋さんよりも混むかもしれません。
しかし食べやすくもがっつりとした魚介鶏つけ麺はどなたでも楽しめる一杯なのではないでしょうか。
それではごちそう様でした!