(味の感想は★からです。)
私は雨に打たれた。
例年よりも長い梅雨による湿気た雨は、皆んなの心の空を代弁しているかのようだ。
分厚い雲に覆われたグレーの空模様は、なかなかその奥にある太陽の光を見せてはくれない。
私は雨に打たれながらそんなことを考えていた。
いつ上がるのかわからない雨。
不安と不満の水たまりが道路を遮り、歩みを止める。
私は歩けているだろうか。
少しでも前に進めているだろうか。
その答えはまだわからない。
だけどいつかよく頑張ったなと思えるように日々をただ、生きていきたい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回目的のお店は【カネキッチンヌードル】さん。前々から気になっていたお店で、場所は東長崎駅の近く。
街は閑散としていた。
普段からこうなのかはわからないが、雨に打たれる人のいない街並みはなんだかもの悲しさを感じる。
お店は二階にある為、階段を登る。
普段なら行列ができているであろうお店の外の椅子には誰も座っていなかった。
どうやら待ち無しで入れそう。ラッキー。
店内には8割ほどのお客さん。
今日のこのコンディションでお客さんいるのやべーなって思いながら食券を購入。
高級感のある店内。
席毎にライトで照らされている。
食券機がなければ、BARだと言って連れてきても気付かれることはないだろう。
普段なら並ばないと食べることのできないお店。これをこれとてラッキーだと思うことにしよう。
ささやかな幸せである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★・鴨ワサ 400円
まずは気になっていた鴨ワサ。
つけ麺を待つ為の箸休めとしては贅沢すぎる一品。
鴨はスモーキーさとほんのり炙りのような香ばしさがありとても美味しい。
ソースもシンプルな甘めの醤油のようなものでワサビのピリッと感との相性が良い。
普通にこれとお酒だけで満足できるのが恐ろしい。サイドメニューでもはや完結してしまえる。
あまりの美味しさにつけ麺が到着する頃には全て食べてしまったのはここだけの話である。
・特製昆布水の淡麗つけめん 1450円
もはやワインレッドとも言える綺麗な赤が食欲そそる最高のビジュアル。
最近多くなった昆布水に浸かったタイプで、それぞれ、すだち、岩のり、塩を使って食べる。
この類のつけ麺は各々食べ方があったり、お店側から説明もあるので細かいことは端折らせて頂く。
まずはオンリーで麺を一口。
ツルッとした麺とほんのり昆布の香りがする麺は食感が楽しい。
若干の昆布の粘度は気になるが許容範囲か。
これのツルツルの麺をつけ汁につけて食べてみる、、
おう!旨い旨い!
キリッとしたでは表現できないほどのキリキリッとした醤油のキレが素晴らしいつけ汁はかなり美味しい。
反対に出汁感はそこまでないので、もしかしたら、?ってなる方もいるかもしれない。
私的にはかなり好きな部類で醤油のキレと香り、そして鶏油かな?のコク感も良く非常に美味しい。
特製のチャーシューもどれも美味しくて素晴らしい。お肉好きの方は特製一択でしょうか。
ということでごちそう様でした!
美味しかったです!