(味の感想は★からです。)
私ははんなりしていた。
京都は独特の盆地からなる蒸し暑さが憎らしい。
冬になると冷たい空気が外に逃げず冬は冬で寒い。
京都という街はこと気候というジャンルにおいては住みにくい部類に入るとおもう。
お盆の時期に地元の京都に帰省。
だが、残念ながら実家には帰らず、ホテルで一泊だけして帰る。
とてもご先祖様を労う余裕もない訳だが私は今日も今日とてラーメンを食べに祇園の地に降り立った。
今回の目的のお店は【Gion Duck Noodles】さん。
2018年に祇園に出店したお店で私が地元にいる時にはまだなかったお店。
今回の帰省のタイミングで一からお店をピックアップしていると、一際輝くものを感じ訪問することに。
京都特有の細長い路地である辻子(ずしと呼ぶらしい)を通るとお店に辿り着く。
店内は綺麗なフレンチレストランのようなシックな佇まい。
お客さんも女性客ばかりでデートにも利用されるのでしょうか。
私と連れは同じ鴨ラーメンのMに鴨チャーシュー3枚トッピングをチョイス。
鴨肉はモモとロースの比率を選べる。
意外と嬉しいサービス。4:1とかもできるから好みに合わせて鴨肉を楽しめる。
炙られる鴨。サイフォンで入れられた出汁。盛り付けの一つ一つにLive感がある。
連れがずっと私に「フレンチみたいやなー!なぁ、フレンチみたいやなー!」と話しかけてくる。そこで私は初めて「あー、関西に帰ってきたなー」って強く感じました。笑
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★・鴨ラーメンM+鴨チャーシュー三枚
850円+350円(税別)
フレンチみたいやなー!って感想が思わず溢れる、お洒落な平皿に美しい鴨のピンクが映えるビジュアル。
雰囲気に気圧される前に
早速スープを一口、、、
うわぁ!なんだこれ!うっま!
一口で勝利を確信。
鴨の爽やかな旨味とめちゃくちゃ上品だが旨味の強い出汁の香りが口一杯に広がる。
鴨の脂によって鴨独特の香りも残しつつも非常に食べやすい一杯に仕上がっている。
びっくりした気持ちを抑えて、鴨肉をパクリ。
これもまた旨い。
上品な脂身の旨味をダイレクトに味わえる鴨肉。
部位ごとの味わいの違いを楽しみつつ、次は麺。
こちらも石臼で引いた小麦を使った麺とのことで、やはりこの系統の麺は香りが素晴らしい。
【MENSHO】さんのつけ麺でも石臼のやつを食べましたが、モチモチ感も相まった麺は感服の一言。
途中でぶどう山椒と言われるオシャレ山椒を絡めていただく。
シトラスのような爽やかな香りが鼻を抜けるが、ミントほどきつくなく、程よくラーメンのうまさを加速させる。
個人的にはラーメンによりかはトッピングの鴨肉に潜らせるとなお旨い。
オススメである。
ということで大満足な鴨ラーメンでした。
お腹に余裕のある方は人気の鴨ごはんも是非。
それではごちそう様でした!