(味の感想は★からです。)
私は楽を選んだ。
というのも、久しぶりにラーメン巡りをしようじゃないかと思い立ち、昨日の夜から計画を立てた。
そのルートが、まぁ、我ながらなかなかの運動量。
巡るお店は2軒だけだが、2軒とも駅から遠く、さらに電車の乗り換えの運賃がもったいないので、最寄りの駅ではないところからお店を目指すことにした。
すると、片道30分のルートを2往復。
つまり2時間歩きっぱなし。
きついのはわかっていたが、私とてこの自粛期間何もしていなかったわけではない。
高持久力運動のHITで心肺機能を高め、自宅に懸垂バーを設置して、毎日50回ほど懸垂をかまして、上半身も割と人様に見せて恥ずかしくない体に仕上がった。
今の私なら余裕だろう。そう思っていた。
だが、一軒目のお店を食べ終わって見て私は一度両足の筋肉に聞いてみた。
おい、俺の筋肉、これからあと1時間半ほど歩けるかい?
『むーーりぃぃ!』CV.なかやまきんに君さん
と返事が返ってきたので、急遽めちゃくちゃ電車を使った楽なルートに切り替えた。
そこで、本来寄ることのなかった、ここ町田に私が舞い降りた次第である。
特段、町田に用があった訳ではない私だが、せっかく立ち寄るのだからと貧乏根性でお店を検索。
すると、前から行きたかった一番いちばんさんが町田駅が最寄りだということが判明。
早速お店に向かう。
午前11時55分。お店開店5分前。
お店の前に着くと十名ほどの行列。
朝から雨の予報だったのでお客さんは少ないかと思いきやさすがの人気店。
元々席数が12席なので一巡で入れると思ったが、コロナ対策により席数は半分くらい(6か7ぐらい)に縮小していた。
10分ほど外で待って店内へ。どうやらお客さんは常連さんが多いみたいで、店主さんが結構お話されていた。
新参者の私はとりあえずニュートラルな中華そばを選択。
席に着きしばし待つ。
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★・中華そば 780円
綺麗なブラウンの醤油スープに油の照り具合がなんとも言えない素晴らしいビジュアル。
早速スープを一口、、、
うーわ。うっまいなこれ。
まったりとした油と優しい旨味が広がる醤油スープはめちゃくちゃ柔らかくて、めちゃくちゃに旨い。
一口飲んだ瞬間旨さを確信するスープは、動物過ぎず、魚介過ぎない、絶妙なバランス。
若干甘さの勝つ口当たりの優しいスープは油断しているとすぐなくなってしまいそうなくらい飲んでしまう。
一度落ち着いて、麺を頂く。
麺は一度手揉みして、釜の中に入れて、平たいザルを駆使して熟練の技で湯切りする。
これもこのお店の楽しみではないだろうか。
めちゃくちゃ美しくてびっくりする。
そんな麺を一口、、チュルチュル、、
うっまいなーもう!うまいな!
スープが柔であるならこちらの麺は剛。
てっきりツルシコの優しい麺かと思いきや、一瞬二郎を思わせるようなゴワワシな食べ応え抜群の麺はスープにまったく負けない存在感がGOOD。
なんなら激ウマなスープを食う勢いのある麺はギリギリのところで上手くスープと折り合いをつけているように思える。
たまにスープの麺が主張しすぎてケンカしてるお店がありますが、こちらは強敵と書いて『とも』と読む感じでお互いを認め合っている感じがします。
全く言っている意味がわかりませんがそういうことです。
具材もとても780円のものとは思えない豪華ぶりで、特にチャーシューは豚は昔ながらのクチャ系の豚、ほんのり炭の香りがする香ばしい鶏がとても美味しい。
途中店主さんがみんなに形の崩れた味玉をサービスしてくれていました。
味玉付けようか迷っていたのでとても嬉しかったです。
ありがとうございました。
ということで、大満足で今回の一杯を終えることができた。本来くるはずのなかったところが大当たり。
人生たまには楽をしてみるのもいいかもしれませんね。
それではごちそうさまでした。