2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
(味の感想は★からです。) 私は迷える仔羊のようだった。後楽園駅六番出口。 東京ドーム側とは逆の出口。六番出口を出ると、そこはオフィス街というか、ミュージックアカデミーがあったり、でかいフォーラムがあったりとなんだか色々なものが色々詰まってい…
(味の感想は★からです。) 私は打席に立った。後楽園駅を降りると、目の前に東京ドームが見えた。画面で見るよりも迫力のあるその出で立ちになんだか気圧される感じがした。 私は左バッターボックスに入る。 小学校から高校まで野球をやっていた私は、元々…
(味の感想は★からです。) 私はウキウキしていた。みなさんも同じ気持ちでは無いだろうか。 陰鬱とした雨ばかりだったここ最近。まだ梅雨は明けていないとはいえ、久しぶりの晴れ。 もう晴れ晴れ愉快である。 今にも踊り出しそうだった私は、タイムリープし…
(味の感想は★からです。) 私は嘆いていた。美味しいカレーを食べ終え、日々の疲れを癒しに、お気に入りのカフェへ向かう。お気に入りのカフェに到着。 すると、お店へ向かう階段を遮るように本日は終了ですの文字。まさかの臨時休業。 聞いてないぜ、とっ…
(味の感想は★からです。) 私は自分の不安を呪っていた。眠たい目を擦りながら目的のお店に向かう。自転車で40分ほどの道のり。自転車での移動は意外と疲れる。 勾配があれば、運動量はグッと増えるし、なんせ東京はよくわからないアップダウンが異常に多い…
(味の感想は★からです。) 私は雨に打たれた。例年よりも長い梅雨による湿気た雨は、皆んなの心の空を代弁しているかのようだ。 分厚い雲に覆われたグレーの空模様は、なかなかその奥にある太陽の光を見せてはくれない。 私は雨に打たれながらそんなことを…
(味の感想は★からです。) 私は歩いていた。気になっていたお店はひとしきり食べ終わり、2時間ほどの空き時間が生まれた。この2時間を未踏の地大塚でどう潰すべきか、私は当てのない旅路を強いられてしまった。 ネットを見ながら、大塚の街をぶらぶら。 特…
(味の感想は★からです。) 私は戸惑っていた。日曜13時半。 いつものように私はちとせさんに向かっていた。 曙橋の人気店、ちとせさんはだいたいいつも10人くらい並んでいるだろうか。人気店にしては列も少なく、最近ではその列も短くなってきていた。 最…
(味の感想は★からです。) 私は夢を見ていた。子供の頃は夢を見ている最中に、まさかこれが夢だとは思わず夢の世界に没頭していた。 本当に自分は空を飛んでいたし、本当にヒーローになって人々を助けていてし、本当に片想いだった人が急に告白してきて熱い…
(味の感想は★からです。) 私は疲れていた。日々の喧騒に揉まれていると言えば、皆各々が日々何かに揉まれ、足掻きながら生活している。とはいえ、そんなもの私が知ったこっちゃない。 疲れたものは疲れたのだ。俺も疲れてる。なんてそんなの私には関係ない…
(味の感想は★からです。) 私は迷っていた。世の中には多くの二者択一が存在する。 失礼な話だが、性格の良いブサイクか性格の悪いイケメンどっちが良い?みたいなあれだ。 私は正直、性格も普通で顔も普通ならそれで良いのだが、生憎これらの質問に折衷案…
(味の感想は★からです。) 私は辟易としていた。新宿御苑のベンチに腰を下ろして一服をする。 コロナ発生直前に新宿御苑内にできたスターバックスは現在ようやく店内営業を開始したばかりであった。 憧れの店内利用、という手もあったのだが、梅雨が続いて…
(味の感想は★からです。) 私は大塚にいた。 大塚の地に初めて降り立つ。 山手線に属しながら一度も訪れたことのなかった場所。JR大塚駅の南口から出ると、目の前に都電荒川線のチンチン電車が横切る。 なんとも言えないノスタルジーと私の気持ちが交差して…
(味の感想は★からです。) 私は持て余していた。人間という生き物は元来時間を持て余す生き物である。現代の日本人は時間がないと、良く愚痴りたがるが、実は人間の人生は暇な時間がけっこうある。 忙しいといいながら、Twitterを開き、仕事が終わらないと…
(味の感想は★からです。) Sagami original。 特に意味はありません。すいません。言いたかっただけです。 神奈川県相模原。 名前は良く聞く地名だが、実際に訪れるのは初めてである。 下町感のある雰囲気が心地よく、住宅街が多く、私はもっと人の行き交う…
(味の感想は★からです。) 私は楽を選んだ。 というのも、久しぶりにラーメン巡りをしようじゃないかと思い立ち、昨日の夜から計画を立てた。そのルートが、まぁ、我ながらなかなかの運動量。 巡るお店は2軒だけだが、2軒とも駅から遠く、さらに電車の乗り…
(味の感想は★からです。) 私の厨二心はくすぐられていた。 どの世界でも、風雲児とはカッコ良いものである。 〇〇界の風雲児と称される人は、新進気鋭のセンスでその世界の固定観念を塗りつぶす。みたいな人を想像する。 生粋の厨二病である私にとってこの…
(味の感想は★からです。) 私は雨の匂いを感じた。 鼻の奥にへばり付いた雨の匂いが、なんとも憂鬱な気分を助長させる。当たり前のことだが、青空が広がる晴天の休日と、今にも雨が降り出しそうな曇り空の休日では、気分が変わってくる。 今年の梅雨入りは…
(味の感想は★からです。) 高島屋に訪れたのは久しぶりだ。私が元々京都に住んでいた頃は、割と手軽に高島屋を訪れていた。 両親と一緒にデパ地下を巡り、各所の名物を吟味しながら夜のご飯を決める。今思えば、その時は純粋に美味しそうかそうでないかで選…
(味の感想は★からです。) 傘を持って出かけた日に限って何故か一日中雨が降らないって、あるよね。 手持ち無沙汰な傘が悲しく涙のような雫を垂らす。 雫は電車の床に溜まって、しばらくすると進行方向とは逆向きに水が流れていった。 昔、理科か科学の授業…