(味の感想は★からです。)
私は雨の匂いを感じた。
鼻の奥にへばり付いた雨の匂いが、なんとも憂鬱な気分を助長させる。
当たり前のことだが、青空が広がる晴天の休日と、今にも雨が降り出しそうな曇り空の休日では、気分が変わってくる。
今年の梅雨入りは例年よりも早いのか遅いのか。
それ以上の国際的なパンデミックのせいで、梅雨入りの感覚を忘れてしまっていた。
いつもは休日の前に色々と予定を立ててから眠るのだが、いかんせんてん気が安定しないので、予定も立てにくい。
基本的に雨が降った日に外出はしたくないのだが、休日を一日中家でゴロゴロするという行動は、私の体に確実にストレスをもたらす。
外に出たいが自転車で移動するのは難しい。
その折衷案として私は実に半年ぶりくらいに電車に乗って秋葉原に向かった。
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思ってるよりも人が多かった電車の中。
コロナの影響のせいか、私は少し潔癖症になってしまったのかもしれない。
人がたくさん乗っている電車にいると気分が悪くなってしまった。
秋葉原に向かったのは、何もラジ館をみにいくためでも、ドクターペッパーを飲みに行ったわけでは無い。
ずっと気になって訪問できていなかった【饗 くろ㐂】さんを目指して秋葉原にやってきたのだ。
駅でいうと浅草橋が一番近い。
秋葉原からも歩いていけるので、私はそっちから。
お店の前には10人ほどの行列。
けっこう待つのかなーとも思ったが、回転がめちゃくちゃ早くて10分くらいで店内へ。
くろ㐂さんは塩ラーメンが有名だったり、浅利の和えそばなど、魅力的なメニューが多い。
私はその中から自分の好きな醤油ラーメンを手揉み麺で、名物の焼売をオーダー。
席に着くとすぐに焼売とラーメンが到着。
一つ一つ簡単な食べ方を教えてくれるのが嬉しい。
早速、いただきます。
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★・特製醤油ラーメン
まずは特製の醤油ラーメン。
店員さんが「どんぶりの手前に美味しい醤油が吹き掛けられているので、直接スープを飲むと美味しいですよ。」と教えてくれた。
早速その通りにスープを一口、、、
おう!うっまいなこれ!
今までにないおもてなしで始まったくろ㐂さんの醤油スープは、今までに感じたことの無い醤油の甘味を感じる。
これは旨い。
普通にスープを飲んでみると、今度は醤油と様々な出汁の旨いが溶け込んだ調和の取れた味わいを楽しめる。
トッピングも豪勢。
煮豚のチャーシューはトロトロで絶品。
青菜、めんまあはシャキシャキの食感が良く、ワンタンもツルッとしていて旨い。
味玉も濃厚な黄身の旨味がなんとも言えず、焦がしネギの味変の妙も素晴らしい。
手揉み麺はチュルッとしていて旨かったが、若干柔らかい茹で加減だったので、少しだれていて残念。
まぁ、この辺は好みの問題か。
あくまで私の個人の見解である。
・名物焼売
焼売はそのまま食べてめちゃくちゃ旨い。
肉厚ジューシーなしっかり詰まっているタイプ。
上に乗っている刻み生姜が最高で確かにこれは必食の一品か。
ちょうど551の焼売のような食べ応えとジューシーさがある。専門店と同等のクオリティ、恐れ入る。
総合してかなりのハイクオリティ。
値段は少し高いかもしれないが、味や回転率の高さによる入店難易度の低さから見ても、とても素晴らしいお店だと思う。
つぎは気になる浅利の和えそばを頂きたいなー。
それではごちそう様でした。