(味の感想は★からです。)
私はふられ続けていた。
自宅を意気揚々と飛び出したのは18時頃。
久しぶりにお気に入りのお店に向かう私はワクワクしていた。
千歳船橋駅から伸びる千歳通りを下っていくと、衝撃。
閉店時間40分前にスープ切れで閉店の文字。
まぁ、うん、まーしょうがないか、そら作りすぎて捨てちゃったらもったいないしね。
と思い、別のお店へ。
今度のお店は閉店の1時間半分前に到着。
さすがに、通っていたら衝撃。
スープ切れで閉店の文字。
もうここまで来るとやる気ないでしょと思ってしまう。笑
まぁ、だったら昼来い!って話ですよね。すいません。
私はふられ続けていた。
どうにもこうにも、にっちもさっちもブルドックな私は食べログを開く。
すると帰り道に【らぁめん小池】さんの文字。
食べログ百名店に選出されている人気店である。
実は大昔に一度お昼にお店を訪問したことがあり、並んだ記憶があったので、これは3回目の告白失敗かなーなんて思いながらお店に向かうことに。
自転車を走らせること数分。
雨の中目を凝らすと、甲州街道沿いに小池さんが待っていてくれているではないか。
お店を見るとしっかりと営業中の文字。
3度目の告白は見事成功に終わった。
お店の扉を開ける。
ふわりと香る煮干しの匂いが私を歓迎してくれている気がした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のお店は【らぁめん小池】さん。
煮干しをメインに置いた当店はかなり昔に一度訪問させてもらったことがあり、うろ覚えの記憶ながらこってりの方の煮干しラーメンを食べた記憶がある。
正直、かなりこってりの口だったが、お店の看板のあっさり煮干しラーメンを食べてないのも可笑しな話だなと思い、今回は特製煮干しラーメンをチョイス。
綺麗な内装と2000年代のヒットメドレーが流れる店内は居心地が良い。
住宅地が連なる場所柄か、子供連れの方も多い。
小池さんに並ばずに入れてラッキーだったなーって思っているとラーメンが到着。
あっさり透き通るスープからは豊潤すぎる煮干しの香りが、、。
雨の中たどり着いた小池さんのラーメンに身を預けることにした私は、いつもよりも力を込めて手を合わせた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★
★・特製煮干しラーメン 1110円
黄金色のスープの真ん中に鎮座するピンクのチャーシューが美しいビジュアル。
早速スープを一口、、
うっわー、うっまー。
煮干しの臭みを一切感じないスープは、甘さが引き立っていて、その後に煮干しの香りと旨味が追いかけてくる。
これは美味しいなー。
しつこくないのに、物足りなさを全く感じない。
お上品な割烹出汁にしっかりとラーメンのテイストをプラスしたような素晴らしいバランス感覚。
これに合わせる麺。
麺ももちろん美味しいが若干柔めなので、もしできるなら硬めにしたほうが良いかも。
それかしっかり解して、少量をすするようにするといい。
一度に大量にすすると上品なスープとの相性が悪くなる。
少量を丁寧に食べ進めるとスープとの相性は格段に良くなる筈だ。
小池さんの看板でもあるチャーシューはシルキーな口触りがなんとも美味。
お店側からも別皿がOKとされているので、これは別皿推奨。
明らかに火が通ってない方が旨い。
ということはつまり、スープの塩味につけなくても旨いというポテンシャルの表れである。
青菜もシャキシャキで旨い。
鶏団子はヘタな鍋屋さんのつくねより旨い。
しっかりと鶏の旨味がでていて最高。
ラーメンとしての相性が良いかと言われるとわからない。
ただ個々が強いので、それでいい感もある。オールスター戦が楽しいのと同じ感覚。
チームプレイとかじゃないのもまた良し。
普通にラーメンを食べるのももちろんいいが、なんとなく、お酒飲みながら、か飲み会後の〆に、また一つ美味しさのグレードが上がりそうな感じがした。
チャーシューとか鶏団子のおつまみセットみたいなのあると最高だなーなんて思いながら、大満足で完食。
こういうお店が家の近くにあったらいいなー絶対通うでしょこんなの。
ということでごちそう様でした。
とても美味しかったです。