（味の感想は★からです）
環八通りを行き交う車達は、心のなしか急いでいるように見える。都会の喧騒ど真ん中を走る“幹線道路”の一つ、“環八通り”を自転車で通行してる人は少ない。
ビュンビュンと車が私の横をすり抜けていく。車の運転はその人の性格がそのまま反映されているように思える。
それは外面上の繕える部分ではなく、本質的な中身の部分が浮いてでてくるイメージである。
学生時代にとても気の良い後輩がいたのだが、その子は運転になると途端に荒くなっていた。
決して悪い子ではないし、むしろ私は好いているのだが、彼は普段の温厚な態度からは想像できない言動で皆んなを驚かせていた。
その一面を彼の運転から垣間見ることができた。助手席についている取手を掴んでいないと吹き飛ばされそうな運転をしてくるのだ。
運転がその人の人柄や内面的な本質を体現しているのであれば、日本人は随分と生きることを急いでいる気がする。
急ぐことは確かに大事なことなのかもしれない。
ただ、少しくらいは息抜きをしてみてもいいのではないだろうか。
私はドライブに出かけて一番の楽しみはドライブスルーで買って食べるマクドのポテトである。幸せなこととは何も特別なことではなく、意外と簡単なことなのかもしれない。
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今回のお店は【中華そば 西川】さん。
煮干しラーメンの名店で場所柄決してアクセスが良いとは言えないが、それでも行列ができる人気店。
時刻は13時ちょっと前。
お店の前に10名弱の行列。
お客さんは家族連れだったり、カップルだったり、他のラーメン屋さんに比べるとお一人様の割合が少ない。
故に回転はあまり早い方ではない。
これはお店自体の回転が遅いわけではないので、客層によって早くなるかもしれない。
店内はカウンターのみの8席。
店員さんが一回一回ちゃんと席を綺麗に掃除してくれる。感染症対策ばっちりのすけ。
実は昔一度来たことがある私は前回食べられなかった“上煮干しそば”を頂くことに。
西川さんでは和え玉も有名なので他のお客さんはほとんど注文していた。
席についてしばらくするとラーメン到着。
煮干しのギンとくる上品な香りが食欲をそそる。
それではいただきます。
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★・上煮干しそば 850円
チャーシュー増し 300円
コンクリ系の見た目ながら、さらさらとした上品な煮干しの香りが麗しい。
早速スープを一口、、、
うおう！塩分ギンギン！めちゃ旨い！
選りすぐりの煮干し達が織りなす塩分ギンギンのスープは、煮干しの旨みと塩味を余すところなく味わえる。
これだけ煮干しを前面に押し出しているのにも関わらず、臭みやえぐみがないのは素晴らしい。
さらさらとしていて、まるでボクサーのパンチのような瞬間的な旨味のパンチ力が半端ない。
前回のデフォルトの中華そばの記憶が曖昧ですが、煮干し好きの方は間違いなく上煮干しの方が良いかもしれません。
また増したチャーシューがどれも美味しくてボリューミーでびっくり。
特に鶏チャーシューが美味しい。しっとり感とジューシーさがもはや鳥肉ではなかった。笑
麺もパツパツ系で主張はあるもののスープのパンチ力が高いおかげでとてもバランス良く食べやすかった。
煮干し系はけっこう難しかったですが、こちらの上煮干しのおかげでなんとなく自分の好みとかを理解できた。
ある意味煮干しラーメンの指標を作ってくれたラーメンでした。
それではごちそう様でした。
とても美味しかったです。
