ノアクロ☺︎/グルメ備忘録

食べ歩いたお店の紹介をしています。

【No.171 八幡山 麺処 しろくろ 汐そば】八幡山でオススメな、貝の旨味が抜群の絶品ラーメン!

(味の感想は★からです)
私は並んでいた。

場所は八幡山。
駅と高架下に隣接したところに小さな商業施設がある。ここの喫茶店のホットケーキがサクフワでこれまた美味いのだが、それはまた別の機会に。


台風が過ぎ去った都心の空は少し不安気な顔を見せている。
台風一過とはいかず、最近続いた悪天候の延長戦が随分と長引いているようだった。



はっきりしない天気は気候としては優れているのかもしれないが、気分的にはどうも上がらない。
1か0、白か黒、やはりはっきりしている方が気持ちが良い。

てっきり今日使わなくなったクーラーとサーキュレーターが家で埃をかぶっているのをふと思い出す。
秋の訪れは我々が思うよりも早い。

まさに激動の一年だった今年も残るところあと二ヶ月を切っているという衝撃は皆も感じるところであろう。

一年の抱負というものほど滑稽で脆いものはないのではないだろうか。
もはや、どんな抱負を掲げていたのか、今の私には見当もつかない。


私は並んでいた。
今年の一年を振り返るかのように、沢山の事に想いを巡らせていると、目の前のシャッターが開いた。

私は兼ねてから気になっていた【麺処 しろくろ】さんの扉をくぐる。

今日も今日とて私は、ラーメンを頂く。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のお店は【麺処 しろくろ】さん。
兼ねてから気になっていたお店だが、実は何回かお店には訪れたことがある。
ただ臨時休業が重なりこれで三回目の正直と思いお店に到着。


臨時休業の看板もなく、安堵しながら列に並んだ。
到着が30分前。
さすがに私が先頭だったが、開店時間には10人ほど?並んでいて、一巡目では入れない方もいた。


今のところ店主さん一人で調理と配膳と列整理もやっているので、割と時間はかかるのかもしれない。気長に待つ心構えでいよう。


店内は清潔感があり、とても居心地が良い。
それに加え、瓶に入った魚の乾物が飾ってあったりちょっとした趣味感、Labo感が個人的に良き。

魚貝への拘りを感じて、より一層期待感が高まる。

ちなみに、今回頂く汐そばは通常の浅利ではなく、蛤ベースらしいので多少評価が皆さんと変わるかもしれないが、了承して頂きたい。


少し待つとラーメンが到着。
否が応でもテンションの上がる見た目。
私は早速レンゲでスープをすくい、ラーメンを堪能する事にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★
★・蛤とムール貝の汐そば 950円
+鴨ロース 250円

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中央のいくらの赤と柚子の黄色が美しい。

私はikuraみたいな高いけど親しみやすい所や、ゆずの甘酸っぱい青春感が堪らなく好きである。


早速スープを一口、、、


え?なんこれ?旨すぎん?


スープを一口飲んだ瞬間に、ガツン!と貝の旨味が押し寄せる。
ムール貝?なのだろうか、今まで食べたどの貝出汁のラーメンよりもパンチがやばい。

単純にコハク酸の旨味を脳天直下で体感させられる。


これはこれは。
ちょっとびっくりしちゃったよ。ええ。


完全勝利のスープに気圧されながらすする麺も、これまた逸品。
スープに負けないパツパツ感と少しの小麦の香りは、もはや楽しいと形容してしまいたくなる。


これだけでも旨いのだが、豚ロースのチャーシューといくらの相性が凄まじいので是非崩さずにそのまま食べて欲しい。

逆に柚子は崩しておく。
この柚子は貝達との相性がよく、蓮華に貝をすくい、柚子と一緒に頂けば、幸せが止まらなくなる。


正直全てのトッピングのレベルが高く、通常の950円のデフォルトメニューで他店の特製くらいの豪華さがある。


うーん、死角がない。素晴らしいとしか言いようが無い、、


今回私は頂かなかったのですが、ご飯類もけっこうな拘りを感じたので、次回はそちらも頂きたい。


もうすでにかなりの方に見つかってきているお店ではあるが、まだまだレベルの高さと行列は比例していない段階。


行くなら今しかない気がしますね、、
百名店2020とかあったら入ってないとおかしいですからね、、
それまでに是非。


それではごちそう様でした。