ノアクロ☺︎/グルメ備忘録

食べ歩いたお店の紹介をしています。

新宿の隠れ家的カレー屋さん「curry 草枕」にいってきた話。

☆プロローグ

 


私は途方に暮れていた。

新宿にきてランチを食べると言ったら、最近はもっぱら割烹の中嶋さんか、ラーメンのはやし田さんだ。

 


だが、さすがはどちらも人気店。

12時ごろのランチピーク帯。

 


どちらも15人ほどの大行列。

残念ながら今日の私には行列を待っている程の余裕がない。

 


どこかこの新宿近辺で美味しいお店はないだろうか。

食べログを漁っていると一つのカレー屋さんが浮上した。

 


私は全くカレーの気分ではなかったが、私の気分とは裏腹にお腹の虫はすでにカレーの口になっていた。

 


私はその「curry 草枕」に向かうことにした。

 


ビルのへりにポツンと看板が。これはなかなか知らない人じゃないとわからないんじゃないか?笑

 


そんな心配は店内に入った瞬間いらぬ心配ということがわかった。

 


てっきりこじんまりとした小規模なカレー屋さんかと思いきや広々としていて席数も30以上はある。

 


店員さんも5.6人で回している。

私は俗に言うちょうど良い人員配置の店だなーと感心した。多すぎず少なすぎず。客のストレスが限りなく少ない。

 


カウンターの席に案内され、メニューをみる。

私は普段お店に行く前から入念にチェックして頼むものを決めていくのだが

 


今日は実際の店内メニューが初見だった。

どんなカレーなのか。おススメもよくわからない。

 


デフォルトがチキンカレー。

そこにナス、トマト、エビなどのトッピングでカスタムし、チーズ、バターを組み合わせていくスタイル。

 


これは一度の訪問では全てを楽しめないと覚悟し

私はシンプルに「なすチキン」をオーダーした。

 

 

 

30席以上がほぼ満席のなか、カレーは10分もしないうちに私の前に降臨した。

 

 

 

そうまさに降臨なのだ。

それくらいに、ここのカレーは旨かったのだ。

 

 

 

☆味の感想

 


なすチキン 普通盛り 3辛  880円

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まずはルーを一口。

 


うわぁー!うまい!

まさに野菜の甘さを前面に押し出したカレー!最初のインパクトは家庭的なカレールーの甘口。

 


どちらかといえばアンパンマンカレーとかそういう類に近い味わい。

 


ただその後からグーー!っと一気にスパイスが追いかけてきます!

 


このスパイスも唐辛子を使わずに数種類のスパイスをブレンドに自然なカレー本来の辛味を出しているのだとか!

 


なるほど。これは全く飽きないですね。

最初の野菜の甘みから少し爽やかなハーブの香り、そして最後は刺激的なスパイスが口内を刺激する。

 


カレー自体はけっこうサラサラしていますが、煮込まれた野菜によってドロっとご飯に絡まる部分もあったりと

 


食べ方を色々変えながら食べることができるカレーです!

 


トッピングのナスをシンプルな素揚げで美味しい!

欲を言えば少し塩気があれば尚美味しかったんですけど

 


カレーとのバランスを考えると良くないのかもしれません。シンプルにカレーの中に混ぜ込んで食べるとより美味しくなるのかなーと思います。

 

 

 

チキンは僕の中では大当たり!!

形はちゃんと残っているのに口の中にいれるとホロホロと崩れる最高の仕上がり。野菜の甘みを少し吸っていて、臭みもゼロ。

 


よくスープカレー屋さんにあるような、骨つきの食べにくいくせに味がしみてないチキンとは違います!

(もちろん美味しいところもありますよ?笑)

 

 

 

しかもこれだけ本格的なのに値段もお手頃!

またトッピングによっても顔を変えてきそうポテンシャルを秘めているカレーだと思いました!

 


ちなみに店内もすごく綺麗で雰囲気もいいので、デート使いにもいいお店です!

 


お会計時には次回から使えるラッシーサービスのクーポンとパインアメを献上してもらえます。

 

 

 

こういう小さい心遣いをするお店が年々減ってきていますが、新宿にもまだまだこういうお店があるんですね。

 


すごく幸せな気分になれました。

大満足でした!

ごちそうさまです!!

 

 

 

☆エピローグ

 


ラッシーのサービス券にはご丁寧にメニュー表がのってある。

 


なるほど。これをみながら次の来店時の作戦を考えることができるのか、素晴らしい。

 


私はお店をでてからすぐさま次の来店時のメニュー構成をはじめた。

 


いいお店に出会えた後のこの瞬間がたまらない。

 


そういえば私はものの40分前までカレーの口ではなかったのだ。

 


それが今では完全にカレーの虜に。

人間というものは実に単純にできているものだ。

 


あの時カレーの口になってくれた腹の虫に感謝しつつ私は満たされたお腹をさすりながら、新宿の街を後にした。