(味の感想は★からです)
私はびびっていた。
新宿という街は、私みたいな根暗者から見るとどうしても長居することを躊躇ってしまう街である。
夜の歌舞伎町なんて論外だが、普通にお昼の歌舞伎町も独特の雰囲気を醸しているし、いま私がいる新宿の西側もこれまた独特の雰囲気を感じる。
新宿中央公園では子供達がたくさん遊んでいた。純真無垢のキラキラした目を光らせながら、ブランコではしゃいでいる姿は微笑ましい。
だが、その公園のすぐ裏手。同じ新宿中央公園の敷地内。だだっ広い広場はどうやら喫煙所のようだが、スーツ姿のサラリーマンがタバコを吸いに集まっていた。
タバコを吸うことが悪いわけではないが、なんだか社会の隠と陽をまざまざと見せつけられた感じがした。
私は今年で26歳になるが、実は人生で一度もタバコを吸ったことがない。
本当にあの細い筒に口をつけたこともなく、勿論今後吸う予定もない。
なんだか公園に喫煙者が群がる画をみて悲しい気持ちになった。
ここまでしないと日本という社会は回らないのである。沢山の人間が体をぶっ壊してまで働いてようやく動き出す。
私はびびっていた。
もちろん慣れない新宿の街並みにもびびっていたのだが、それよりも日本の経済の中心で見た現実の方が悲惨だった。私は自然とその光景から目を逸らした。
自分が勝手に縛られて
ルールや常識の外に出ないだけ
存在などしてない
想像のcage
cage/日向坂46
鳥籠の中で一生を過ごすのもまた一興。
だが、私はまだあの自由な空を飛んでいたい。
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今回のお店は【魚と豚と黒三兵】さん。
TRYさんで入賞していたのを知り、気になっていたお店。
お店は西新宿五丁目駅から少し歩いたところ。十二社通りから小道に入りお店に到着。
店内に入るとカウンターとテーブル席があり回転率と相まってか、繁盛しているにも関わらず並ばなくて良いのは嬉しい。
食券はなく、口頭注文制。
私は魚豚骨ラーメンのチャーシュー増しをいただくことに。
場所柄かお客さんはサラリーマンの方が多い。ガンガン席が空いて、ガンガン新しいお客さんが入ってくる。
しばらくしてラーメン到着。
早速いただきましょうか。
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★・魚豚骨ラーメン 850円
チャーシュー増し 200円
丼からはみ出たチャーシューの花弁が食欲をそそる最高のビジュアル。
早速スープを一口、、
うお!うおうお!クリーミー!旨い!
豚骨魚介系では珍しく、豚と魚介のバランスが良く、魚の出汁の旨味がしっかりでていて良き。
とりあえず魚粉入れとけば旨いやろ?って感じの豚骨魚介多いんですけど、全くその心配なし。
豚骨のクリーミーさが更に食欲を増させる。
増したチャーシューも超薄切りで旨い。
麺も全粒粉系の麺で風味が良く、食感も抜群。
うーん、なかなか隙がないですねー。
シンプルに美味しい。
調べたところ、店主さんは魚介ラーメンの出身の方。なるほどだからこんな上品に魚の出汁がとれるのかと合点がいく。
魚介豚骨ってどこも味が似てる印象があったので最近避けてきてたのですが、黒三兵さんのラーメン食べたらちょっと巡ってみようと思いました。笑
次回はつけ麺食べたいですね。
隣の方が食べていてめっちゃ旨そうやった。
それではごちそうさまでした。