(味の感想は★からです)
吾輩は猫なのか?
早稲田の町を自転車で滑走していく。
大学内に国道が通っている早稲田大学のキャンパスを産近甲龍出身の私が通り抜ける。
早稲田のキャンパスからでてくる早大生に私はどう写っているのだろうか。
ある人から見たら平日の昼間に若めの男が滑走している姿に“自由”を感じるかもしれない。
またある人はその外見から定職についていない人間のオーラを感じ“哀れみ”を感じるかもしれない。
結局のところ、人からの評価は千差万別であることを理解すると他人の目などどうでも良くなってしまうのだ。
昔の私は出来るだけ、出ない杭になろうと周りに合わせ周りの目を気にしながら生きてきた。
だが、どれだけそのことを意識していても私は出る杭として爪弾かれることが多かった。
別にそれは何かの才能があったわけではない。
たまたまみんながやらないことをしていたり、自分の中での考えを表現したりしていたらそうなってしまったのだ。
簡単に言えば、ばっちり厨二病だったのだ。今でもその症状は抜けないが、もうなんだか抜く気もなくなってしまった。
これが私の個性ならばそれで良い。なんとなくそう思えてしまったのだ。
無意識に登った階段が
何段あったなんて覚えてないだろ?
ときめき草/日向坂46
あなたの才能や個性の階段は無意識の間に登り切ってしまっていて、自分では気付けないのかもしれない。それに気付けるかどうか。
人間はほんとに難しく愛おしい。
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今回のお店は【カフェ・ソウセキ】さん。
漱石山房記念館の中にある小さなカフェスペース。
漱石の縁の地ということもあり、館内には漱石ファンたちが談笑してした。
私はその横をスルリと抜けてカフェスペースへ。
カウンターの席とテーブル席があり、意外とゆったり出来る。
私はコーヒーと空也の最中のセットをチョイス。空也といえば銀座の最中の名店だがどうやら夏目漱石がひいきにしたお店のようだ。
提供はすぐで着席する間も無くコーヒーと空也のセットをうけとる。
一番ハジの席に座り、漱石が好きだった花を眺めながら一服することにした。
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★・空也もなかセット 680円
紅茶、コーヒー、ほうじ茶、カフェオレから選べる。私はアイスコーヒーをチョイス。
コーヒーはもちろん専門店ほどではないものの普通に美味しい。やはり雰囲気も相まってか味以上に満足感がある。
空也の最中はけっこうしっとり目で美味しい。小豆もかなり濃厚で甘い。
漱石が「酒に合うような淡白なものより、濃厚なものが好き」といっていたのに合点がいく。非常に濃厚でコーヒーとよく合う。これはほうじ茶でもなんでも合いそうだ。素晴らしい。
記念館に併設されたカフェスペースとは思えない居心地の良さ。結局1時間強くらいの長居をさせてもらい退店。
漱石ファンの方はもちろんふらっと近辺を訪れた時にもオススメしたいお店でした。
それではごちそう様でした。