ノアクロ☺︎/グルメ備忘録

食べ歩いたお店の紹介をしています。

【六本木の大人デートにおすすめ!】六本木で大人の焼肉ディナーにオススメな「香水亭 六本木本店」

(味の感想は★からです)


今回のお店は【香水亭 六本木本店】さん。
和食と焼肉の融合を楽しむ、大人の焼肉屋さん。

基本的にしゃぶしゃぶのコースか、焼肉の割烹コース。今回私は【肉割烹コース】を頂くことに。


店内は全て個室になっていて、テーブル席の他にも掘りごたつの席もあったりする。
うっすらと流れるBGMと行き届いた清潔感。居心地は申し分ない。


肉割烹コースは店主さん自らがお肉の説明、及び焼きもやってくれます。恐れ多し。
人見知り陰キャの私にとってお店の人が同じ部屋にいるってだけでしんどいのですが、店主さんは気さくで、尚且つちょうど良い距離感の人なので、お料理に集中しつつ、お話もできてとても良かった。


さすがにこちらのお店で、ライス大を頼んで、お肉にタレをべたべたつけてかきこむいつものスタイルが出来そうに無かったので、大人しくジンジャーエールを頂くことに。


しばし待っていると先付が到着。
これにて肉割烹コースのはじまりはじまり。


それではいただきます。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★
★・肉割烹コース

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・先付 和牛赤身と雲丹 琥珀ジュレ
和牛の赤身と雲丹。周りには琥珀色のジュレ。山葵と食用のバラを添えた構成。
食感、旨味共に抜群の赤身と雲丹のマリアージュを楽しむ。その後、さっぱりとした甘さと酸っぱさのジュレと、食用の薔薇を絡めて頂く。
いわゆるカルパッチョのような爽やかな味わいながらしっかりと辛味の効いた山葵の香りによって、より和牛の旨味が引き立つ。

又、ジュレには美容に嬉しい成分が盛り沢山。腸内細菌も含まれていて、これからのコースに向けて胃腸を整えて下さい。という優しさが詰まっている一品だ。



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・椀物 和牛のサーロイン クエの切り身とコリコリしんじょう
サーロインの朱色華やかな椀物。
解ける甘さのサーロイン、コリコリとした食感が堪らないしんじょうに、分厚いクエが隠された豪華な椀物。
中でもお出汁がかなり美味しくて、よくよく聞いてみると店主さんは和食出身の方。なるほど納得。


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・低音調理ハツ
普段はハツ2枚、レバー2枚なのだが、私がレバー食べれないので、ハツ4枚に。
店主さんの拘りが詰まった一皿で、生の食感を残しつつ、ギリギリの温度管理によって提供されている。

ハツ自体馴染みのない私だが、見た目は完全に生のハツ。さぞかし、生臭いと思って一口頂くと、臭みは一切なく、なおかつ食感は生っぽくてプリッと感すら感じる。
個人的にごま油との相性がかなり良くて、臓物系がかなり苦手な私でもペロリと完食。是非ともハツ好きな人に食べていただきたい。



・焼肉(塩)
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・シャトーブリアン
TVでしか見たことのない極厚のシャトーブリアン。よくTVで高級お肉を食べて「本当に美味しい!」しか言わない奴ふざけんなよ!って思ってましたけど、まじで「旨すぎ、、」としか思えなかった。正直。
豆腐よりも柔らかく、しなやかな食感もさることながら、やはり肉の旨味をがっつりと感じる。塩気は少な目。だけれどこれがベスト。

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・タン中
タンのちょうど真ん中の部分。
レモンを豪快に絞ってそのまま一口。
タンとは思えない柔らかさ、タンとは思えないジューシーさ。こちらはシャトーブリアンと反してかなり濃いめの塩っ気。
これをちびちびたべながら、お酒を飲みたいね。最高だわ。

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・シンシン
こちらはニンニク醤油で味付け。そのまま頂く。ジューシーなお肉の脂。ですが、モモの部分なので、もったりは一切しない。お肉の質ももちろんですが、やはり味付けが素晴らしいですね。薄味なのに物足りなくない。素晴らしい。


・中皿 野菜と肉そぼろ味噌
そのまま食べても旨い、厳選野菜に、これもまたそのまま食べても旨い肉そぼろ味噌をつけて食べる。肉そぼろ味噌旨すぎて、小瓶に入れて持って帰りたかった。こんなところまで美味いのかよ。怖いよ。

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・進肴 特製ホットサンド
店主さんが、よく焼肉屋さんで出してるカツサンドに憧れて作ってみました。とお話しして下さった特製ホットサンド。
ソフトクリームのコーンに見立てたホットサンドの中にはお肉とソースとチーズ。

クリームをイメージしたローストビーフの上にはキャビアと金箔。
「六本木らしくゴージャスに」と笑っておられた店主さんでしたが、これが映えな見た目だけではなく、かなり力のこもった一品で、特にカリカリに焼かれたパンの部分がかなり美味しい。高級食材の中に、馴染み深いパンのカリカリ感が、妙に新鮮さを感じさせる。料理って不思議なもんだ。



・焼肉(タレ)
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・ハラミ
女性人気が高いというハラミ。
サンチュに辛味味噌、大葉が鎮座。ハラミちゃんをその上にセット。巻いて頂く。
これが一番焼肉感がある。ストレートにわかりやすく、肉!柔らかい!ジューシー!旨い!ってなる。
これでヘルシーなんて言われたらそりゃあ女性も食い付いて離れないだろう。


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・ヒレのミルフィーユ焼き
あえて折り畳んだ状態での提供。中の方はレアっぽく外側はしっかりと。
分厚い肉のピンクの断面を、薄切りのお肉で表現。中央にスポイトでタレを注入し頂く。

プリッとしたレア目の食感と、ジュワーと肉汁溢れるミディアムの食感、両方を楽しめる。


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・凌ぎ 白菜キムチ
キムチ特有の青さ、大蒜の主張が一切なく、あっさりながらもしっかりと味わい深いキムチ。
あいも変わらず小鉢のレベルが高すぎて恐れ入る。

・食事 
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・サーロインと雲丹の丼
目の前で極薄のサーロインをサッと炙り、たっぷり雲丹と一緒にキラキラの白米の上に。
卵黄を中央にピットイン。
なんだこの丼。頭がおかしくなりそうだ。

炭感香ばしいサーロインの旨味と濃厚な雲丹に卵黄を絡ませると、米の甘さをより引き立たせてくれる。まじで美味しかったわこれ。

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・海苔の冷麺
冷麺がまじで嫌いな私。
でてきた時、「まじかー」って思ったけど、冷麺好きになるくらいには美味しい。
甘さをしっかりと押し出し、ただ酸っぱいだけの冷麺ではないことを一瞬で感じることができる。海苔の程よい磯感も相まって、とても美味しい。


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・甘味 バニラアイス 十年熟成みりん
バニラアイスにシロップの代わりに十年物の熟成みりんをかけて頂く。
アルコール度数13%の大人のスイーツへと変身。感覚でいうと甘いウイスキーをかけているようなリッチさを感じる味わい。バニラアイス自体もバニラ感が強く、総じて香りが素晴らしい一品でした。

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量もちょうど良く、上質なお肉と、店主さんの技が光る味付け、そして何より店主さんの優しい人柄が滲み出るようなコースでした。


自分へのご褒美や大切な人との食事、ちょっと大人のデートディナーとして、とてもオススメできるお店でしたね。まぁ、私このどれにも該当してないんですけれども。



それではごちそう様でした。
とても美味しかったです。