(味の感想は★からです)
私は「イメージと違う」という感覚がよく起きる。
それはAmazonで頼んだ商品が思っていたよりもちゃちかったこともあったし、仲良くなれそうにないなーって思ってた人がとても良い人だったり。
人間は何事にもイメージという作業を伴う。それは主観的なこともあるし、客観的なこともある。
京都に20年ほど住んでいた私は金閣寺やら清水寺やらだいたいの観光名所は訪れた。
子供の頃にそう言った観光名所を目の当たりにするたびに「思っているよりしょぼいなー」って思っていたことを思い出す。
子供の頃は何事にも拡大解釈をしていたのかもしれない。それか、細かいところまでしっかりとみていなかったのか。
大学を卒業して一度京都から離れた。
帰省の際、改めて清水寺と金閣寺に行った。
その時はなんだか、自分がイメージしていた景色よりも、はるかに美しく見えたのを今でも覚えている。
私たちが見ているそのもの自体は変わらないのだが、見ている、こと私たちは常に変化していることを実感した。
私は今龍安寺にいる。
石庭が有名な世界文化遺産であるが、私はまだ訪れた事がなかった。
それこそ私の龍安寺石庭のイメージは荘厳な、なんだか気圧されるような気配を放つイメージ。
でも実際に見てみると「意外と普通の庭なんだなー」っていう率直な感想。
でも、なんだか凄く落ち着く。
特に何か見るものがあるわけではないのだが、とても長居してしまう。
私はこの石庭を見たときに「すげー!」って思えなかった自分に一瞬落胆した。
けれど、私は「でもめっちゃ落ち着くなー」で思ったのだ。だったらそれでいいんじゃないのか。
人生に正解なんてないからね。
自分を正直に受け入れることはとても大切で、だけどとても難しい。
風のように 風のように
思うままに生きてみよう
過去がどんなに眩しくても
未来はもっと眩しいかもしれない
乃木坂46/帰り道は遠回りしたくなる
石庭を吹き抜ける風は、いつまでも自由で気高く大らかなイメージだ。
私もそういう人になりたいね。うんうん。
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今回のお店は【三馬路 東京店】さん。
東京駅キッチンストリート内にある【博多うま馬】さんのランチ帯限定のラーメン専門店。
夜は居酒屋なのかな?おつまみやドリンクのポップが見受けられる。
そのため、テーブル席もがっつりあり、ラーメン屋さんにしてはかなり広め。嬉しい。
私はカウンターに座り「醤油そば」の特製を注文。
しばらくしてラーメン到着。
スープ表面の鶏油のキラキラ感がたまらない。楽しみ。
それでは頂きます。
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★・特製醤油そば 1100円
早速スープを一口、、、
んんん!うっまい!なんだこれ旨いぞ!
スッキリとした醤油の甘さと鶏の旨味がギュギュと詰まった絶品スープだこれ。
節系も使っているみたいだが、全く主張してこず、というのも完全に鶏の旨さを引き出す役目にまわっている感じだ。旨い。
ただただ糖分的な甘さではなく、じんわり口の中に広がっていくこの爽やかな甘さはけっこう初体験に近いかも。
麺が角のたったパツパツ系ですが、少しそういう系にしては太めで私好み。食べ応えと食感を両立しているタイプ。
チャーシューはかなりハイクオリティで増せないのが少し残念ですが、まぁ、この主役級のチャーシュー増しちゃったら何食ってるかわからなくなりそう(褒めてる)
ワンタンも海老感が強く、かといって海老そのまま入れましたっていうよりかはしっかりと餡的な要素もあってストレートに美味しい。
正直素直に美味しいラーメンが頂けると思っていのですが、いい意味でイメージを裏切られました。私的にはこの「爽やかな甘さ」がお気に入りポイント。
東京駅に行くことあったらまたいくはここ。絶対。
久しぶりにお気に入り店見つけたかな。
それではごちそう様でした。
とても美味しかったです。