(味の感想は★からです)
新宿の街は今日も忙しない。桜達は私達の心の中を表すかのようにどんどんと花を散らせ、新緑の葉を覗かせていた。
例年よりも新宿御苑の中は人で溢れかえっていた。私にとっては3年目の新宿御苑での春。
いつも人多いなーってこの時期になると思っていたが、今年は例年の比ではない。
入場制限もしているし、園内では警備員の方がずっと見回りをしていて、大人数での宴会は禁止されているのにである。
みんなの抑圧されたどうしようもない閉鎖感が目に見えて現れている気がした。
が、鳥瞰して辺りを見てみると、みんなしっかりと隣のグループとの距離を空けて想い想いの時間を過ごしている。
私はそれを普通に凄いなぁって思った。
別に法律で決められているわけでも罰則があるわけでもない。
ただみんな、好意で、倫理観で、それを当たり前のように守っているのだ。
素晴らしいことだと、私は思う。
外に出なければいい、国民の意識の低下、うーん、果たして本当にそうなのだろうか?
少なくとも私が新宿御苑で見た光景は、これで拡大するんだったらどうしようもないんじゃない?って思ってしまう光景であった。
他者を叩いたり、気に食わないものを攻撃するのは今の時代とても簡単なことだ。
重要な物事はいつも、そんな簡単なことでは乗り越えられない。
馴れ合わなくていい。ただ皆んなで一緒に乗り越えていきたい。ただそれだけなんだ。
人は一人では生きられない
夢だって一人じゃ見れないんだ
君のため何ができるだろう/日向坂46
少しでも早くみんなが、心から笑っていられる未来を信じて。
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今回のお店は【支那蕎麦 澤田】さん。
新宿御苑近くに新しくオープンしたワンタン麺が看板のラーメン屋さん。
八雲さん等で修行された方という事で、ワンタン麺が気になり訪問。
時刻は13時ちょっと過ぎ。
まだ開店して間もないが、すでに四人ほどの列が。凄い。
店内はとても綺麗で、木目調の清潔感も相まってからカップルが多い。ってかカップルしかいなかった。レトロなシリンダー電球なんかもオシャレ。私的にとても好きな感じ。
お店の推しは白だしの方みたいだが、どうしようもなく醤油ラーメンにハマっている私は通常の【二種の雲呑麺】をチョイス。
お店は店主さん一人で切り盛り。
焦らず、じっくりと待つ。
しばし待ってラーメン到着。
優しい琥珀色のスープ。めちゃくちゃうまそう。
それでは頂きます。
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★・二種の雲呑麺 1000円
早速スープを一口、、、
おうふ!うっまい、、うまいなこれ!
醤油の円やかな甘味と八雲さんでも感じた優しいながらも奥行きのあるお出汁の旨味。
なかなか旨味が口の中から逃げてくれない。嬉しい嬉しい。
支那蕎麦の方は王道の一杯との事だが、確かに誰にでも好かれそうな癖のない味わい。されど王道というほどありふれていない濃厚な旨味が素晴らしい。
白だしが出汁の味わう一杯なら支那蕎麦の方はラーメンのスープを目一杯味わうスープといったところか。
トッピングはどれもレベルが高くて旨い。
そして1000円のラーメンでこのボリュームはなかなかかと思います。ワンタン、チャーシュー、味玉メンマetc。
新宿という立地と、このスープのクオリティも相まって間違いなく当たりでは。これは。
また良いお店が新宿にできたなー。嶋さんはもう凄い行列だっていうし、こちらのお店も大行列になるのも時間の問題かな。
そうなる前にちょこちょこ寄らせてもらいます。よろしくお願いします。
それではごちそう様でした。
とても美味しかったです。