(味の感想は★からです)
私は優柔不断な人間だ。
優柔不断、という言葉はなんだか少ししっくりこない。
物事を決められない事を示しているのにも関わらず、優しく柔らかという人間性の肯定がセットになっている。
日本人の美徳の感覚なのだろうか。
人に合わせることは勿論大事な事だが、時として、自分の芯の部分はそれ以上に大事なモノである。
時にはブレない頑固さも大事なのである。
自己中も時として、自分を育てる糧となる。
私は、メニュー表を見ながらあれこれ悩むのをやめ、自分の直感を信じて店員さんに声をかけたのだった。
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今回のお店は【切麦や 甚六】さん。
打ちたて、切りたて、揚げたてをモットーにされているうどんの名店。
店内は清潔感があり、それでいてカジュアルな感じもあるので、若い人でも気軽に入れる雰囲気。
甚六さんといえば、親子天が一番人気らしかったので、そちらを頂こうと思っていたのですが、うどん屋さんに季節のメニューはつきもの。
私の優柔不断が発動してしまい、結局秋の天ぷらを頂きたく、そちらのぶっかけをオーダー。
しばらくしておうどん到着。
秋刀魚とさつまいものホクホクした香りが私を包み込んでくれる。
今年最初の秋の味覚。
存分に味合わせてもらいましょうぞ。
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★・秋の天婦羅ぶっかけうどん(正式名称ではありません)
綺麗に畳まれた切りたてのうどんと秋の味覚たちが芳しい素敵なビジュアル。
まずはうどんを一口、、
うーん!モチモチ!
切りたてが関係しているのか、モチモチのコシ感がありながらも、決して硬すぎないちょうど良い食感。
ほんのり甘みを感じるのも素晴らしい。
ツルモチのやつ。シコ感はないかも。
ぶっかけのつゆも出汁感がよく、とても美味しい。
ただ、うどんがとてもしっかりしているのでかけとかのあったかいつゆで食べたくなる。
クオリティの高さ故の悩み。
天婦羅は大きな秋刀魚としめじ、さつまいもに、にんじん。
どれもサクサクふわふわで美味しいが、特にさんまは絶品。
やはり旬だから、とてもふっくらしていてジューシーと表現しても大丈夫なほど。
今の季節は秋刀魚天は必須なのかなーってくらい美味しかったです。
つぎはあったかいおうどんが食べたいなー。また是非越させていただきます。
それではごちそうごちそう様でした!