(味の感想は★からです。)
二子玉川に降り立った25歳男子。
男盛りの私が二子玉川に何をしにきたかと言えば、理由はただ一つ。
ボディクリームを買いに来たのだ。
最近、お肌の潤いが気になり始めスキンケアに興味を持ち始めたのだ。もう少し他に興味を持つべきものがあると思うのだが、こればっかりはしょうがない。
人の興味とは須く、他社に理解されないものも多くある。
私は生粋の男であるが、スキンケアも好きだし、日焼け止め対策にダークチョコレートを食べるし、お肌のために毎日キャベツとほうれん草とブロッコリーを食べる。
でも、私はオネエというわけでもない。
人間とは難しいものである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
行きつけのセレクトショップで買い物を済ませ、お昼ご飯をどこで食べようか迷うことにする。
なんだかんだ二子玉川は何度も来ていることもあり、ほとんど目ぼしい飲食店には訪れていた。
できるだけ新しいお店を開拓したいのだが、別に無理していくようなお店もなかった。
そこでふと「鮎ラーメン」食べたいなーって思いお店に向かうことに。
今回のお店は【鮎ラーメン 二子玉川店】さん。
お昼は生姜そば、夜は鮎の塩ラーメンを提供するお店で、私夜の鮎ラーメンが好きすぎて夜にしか訪れたことがなかったのだが、どうせなら昼の生姜も食べたいなーってことで伺うことに。
11時20分お店の前に到着。
開店10分前というのに、10人ほどの列。
他に行くあてもないので待つことに。
すると並び始めて暫くして気付いた。
昼のメニューが生姜そばではなく鮎涼ラーメンなるものに変わっている。
どうやら夏季限定でやっている鮎涼ラーメンなる冷やしつけ麺のようなメニューが、現在昼のメニューになっているらしい。
私実は、あまり冷やし系の麺類が得意ではなく、今までそこそこ冷やし中華や冷やしラーメンを食べてきたが、千里眼さんの冷やし中華くらいしか口に合うものがなかった。
それだけ私の中で打率の低い冷やし。
ただもう10分くらい並んでいて、後には引けず、覚悟を決める。(大事)
麺の量が並、中、大から選べるらしく、私は並をチョイス。
店内に入り、暫くして鮎涼ラーメンが配膳された。
さぁ、鬼が出るか蛇が出るか。
覚悟を決めて、頂くことにしよう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★・鮎涼ラーメン(並) 1200円
日本の納涼を感じさせる和のビジュアルはテンションが上がる。
少し食べ方が複雑そうだが、店員さんが説明してくれるし、説明書もあるので、案外大丈夫そう。
つけ汁は鮎の煮凝り。
竹筒に入っていて、オシャオシャレ。
麺をリフトし、早速一口、、
、、、?
え?
うっま。
煮凝りのつけ汁は冷たいということもあってか、鮎の旨味と塩気がダイレクトにガツンと感じられる。
麺もプリプリでしっかり煮凝りに絡む。
うーわ、これめっちゃうめーわまじで。
煮凝りのうまさの衝撃に耐えかねて、鮎の一夜干しをパリ。
うーん、これも旨い。
ちょうど良いコゲ感が香ばしく、濃い煮凝りとのマリアージュは至高の一言。
一旦カブの漬物で落ち着く。
これはかなり酸っぱくて良い。
麺を全て食べ終わり、最後の〆に取り掛かる。
鮎の二番だしで炊いたご飯に鮎節が散りばめられている。
急須の中に入った鮎の二番だしと、余った煮凝りを合わせ、それをご飯にかけて鮎茶漬けの完成。
その上に鮎の一夜干し、ネギを添える。完璧だ。
サラサラと口の中に運べば、鮎の旨味と塩気がグングンと押し寄せてきてGOOD!
店員さんがそれだと少し味濃いのでお茶で割るとちょうど良くなります。と言っていたことを思い出し、花茶を加える。
この花茶がまた香りが良くて、素晴らしい。
花茶が加わると味がちょうど良くなり、さらに花の香りで味わいが華やかになる。最高かよ。
大盛りにしとけば良かったなーって後悔しながら完食。
うーん。やっぱり私は鮎が好きなのかもしれない。
久しぶりに感動する一杯でした。
ごちそう様でした。