冬の寒さは、体以上に心にしみる季節になりました。
理由はよくわかりませんが、街中でキラキラと光るイルミネーションをみたり、お店で流れるクリスマスソングを耳にしたり、カップルが肩を抱き寄せ私の自転車の行手を阻んだりした時にだいたい心に吹雪が吹き荒れるのです。
そんな凍えた心を溶かすため訪れたの若松河田は【麺庵 ちとせ】さん。
今年の12月1週目に初訪問してから、あまりの美味しさに衝撃をうけて、もう三週間で3回目の訪問。
私のこの寂しい心を溶かしてくれるのは、他ならぬ美味しい食べ物だけです。
えっ?彼女って何?美味しいの?
ということで、今回は今年最後の食べ歩きです。
お店の前には5名ほどの列。
待ち時間は15分ほど。
店内で食券を買って、しばらく待ちます。
今回は王道の醤油、常連人気の塩、ではなく、汁なし坦々麺をチョイス。
翔と塩は抜群に美味しかったのですが、どうせなら全制覇したいなーと思いまして。
あとちょうど少し前に京都の汁なし坦々麺の名店【晴耕雨読】さんに訪れたばかりでしたので、その食べ比べをかねて。
日本トップクラスの汁なし坦々麺を食べ比べという贅沢な時間。これこそ至高。
独り身でも充分楽しいのである。
シンプルで白の器が映える上品なビジュアル。
早速まぜまぜします。
その前に、大好物のちとせさんのチャーシューをつまみ食い。パクっ
ふふっ、旨い。
安定の旨さ。しっとりして、肉の旨味がガツーンときます。パサパサもしておらず、スジもない。脂身も皆無。なのに味に確かなパンチがある。
後にも何度も述べるので先に言っておくが、
ちとせさんは全てにおいて本当にバランス感覚が抜群なのである。
このチャーシューも味濃いなー!って感じもなく、かといって、食べ応えが足りないなーともならない。本当にいろんなチャーシューの美味しいところのちょうど真ん中!のやうなチャーシューである。
そしてここからは本題の汁なし坦々麺。
しっかり絡まっているのを確認しつつ、一口いただきます!
うーーん!うまいなぁおい!
これまた絶妙なバランスだなー!
最初にタレとひき肉の甘みがきてその後しっかり辛さもきます。
旨味のパンチ力ももちろん抜群!
ですが、だいたいこういうパンチ力のある汁なし系って塩分がギンギンのタレを使っているパターンか、混ぜる油の量が多くてギトギトしているパターンがあります。
もちろんそれも美味しいのですが、どうしても最初の旨さがある分もあってか、後半の失速感が否めません。
ですが、こちらの汁なし坦々麺。
しっかりとしたパンチ力があるのにもかかわらず、油分量もちょうどよく、塩味も全く嫌らしくありません。
味を分析(そんなかっこいいもんじゃない)していたら気付けばもう完食してしまっていました。
えっ?って、少しびっくりしてしまって、思わずおい飯がしたくなり小ライスを追加注文。
小ライスは店主さんがけっこう入れてくれて、おい飯には少し多かったので、最初は余ったチャーシューをバウンドさせてパクリ。
くっそ!うまいなこれ!
そしてご飯をちょうどいい量にしたところで、余ったタレにダイブ。
意地汚いですが、ねこ、まんまします。
そしてしっかりまざったのでパクリ
なんだこれは。うますぎわろた。
米との相性が抜群すぎて、びっくりしました。
これはお腹に余裕のある方は是非ライスも頼んで欲しい。
ってかご飯も甘くてけっこう美味しかった。
おそらく普通のお米なんだろうが、なんだか美味しく感じました。
ということで今回も、麺庵ちとせさんにお邪魔しました。
相変わらずの美味しさ。
そして抜群のバランス感覚。
もし、ラーメンの食べる歩きをはじめたいなーって方がいたら、まずはちとせさんに行ってみるのをオススメします。
それくらい美味しいラーメン屋さんです。
今年100件以上のお店にいきましたが、間違いなく、今年のNo.1です。
またこれからも通い続けます。
それではごちそうさまでした!