ここはほんとうに新宿?
新宿の南口から歩いて7分ほど。
あの、人と大きな建物だけで構成されている新宿とは、とても思えない閑散とした町並み。
南新宿駅が近くにあるので、ここは南新宿と呼べば良いのだろうか。
周りには大きな病院や、美容専門学校。
新宿の余韻が残る。
今回のお店は【楢製麺】さん。
東京うどん100名店に選ばれたうどんの名店「慎」さんが手掛けるラーメン屋さん。
外観からみてまったくラーメン屋の雰囲気がなくて焦る。
完全に万円いきそうな面構え。怖い。
勇気を出してお店の中へ。
お客さんは運良くゼロ。
時間帯も16時半ごろと微妙な時間だったのでさすがに人も来ないかーって思ってたらそのあとゾロゾロとお客さん。恐ろしいぜ、、
店内は狭いですが、あまり閉鎖感はありませんね。雰囲気は完全に割烹料理屋さん。笑
カウンターしかないのでギリギリラーメン屋感がありますが、テーブルあったら終わりですね。私みたいなペロペロは入れません。
オーダーは注文制。
特製塩を頼み、しばし待つ。
真ん中に巨大な竹の子。
透き通るスープに良く映えます。
早速スープを一口、、
おう!思ってるよりラーメン!
美味しい!
透明なスープはあっさりしていながらも、じんわりと出汁の味が染み渡ってきます。
てっきりうどんのような出汁を想像していましたが、しっかり動物の旨味もでていて、上品なラーメンスープに仕上がっています!
真ん中の竹の子が意外にうまくてびっくり。笑
もうラーメンとの相性とかスープとの相性とか一切皆無ですが、竹の子単体で美味しいですね。普通にびっくり。
チャーシューもものすごく丁寧な仕上がりで全部美味しい、、
全てがハイクオリティなラーメンですねこれは。
そしてやはりこちらのラーメンで議題に上がるのが、かんすいを使っていない麺であります。
お店側の説明でもかんすいを使っていないので、ラーメンともうどんともいえない、新しい麺料理として楽しんで欲しい的なことを書いてありました。
まぁ、私のような最底辺人間がこの麺を食べるとどうしてもそうめんにしか感じないというのが正直な感想です。
はじめは少し硬めに提供されます。
その時点では風味のない(かんすい使ってないので)麺だなーくらいなのですが、
かなり後半からだれてきます、、
これもかんすいを除いた影響でしょう。
麺の成分が溶け出しているのかはわかりませんが、麺がだれはじめるとスープの味が悪くなります。けっこうチープな味になってしまうのです。
まぁ、あくまで私個人の意見ですのであれなんですが、こういうラーメンは本当に難しいんですよ、、
というのもスープが味はあっさりしていますが、存在感がものすごい(うまさのインパクトが大きい)のでこのスープに合わせられる麺がなかなか無さそうだなーって思います。
いい意味で印象の薄い麺にしてあげないといけないのです。
そうなるとこのかんすいを使わない麺は一つの正解のような気もします。
麺とスープが溶け込むと表現した方がいらしましたが、まさにそんな感じがしました。
ただ私的にはスープがかなり丁寧で上品で美味しかったので、後半の麺のダレがなんだか引っかかってしまいました、、、
ラーメンってほんと難しいですね、、、
ということで今回は楢製麺さんにお邪魔しました!
また私も一つ勉強させてもらえる貴重なラーメンとの出会いでした。
それではごちそう様でした!