渋谷に109が二つあるなんてことを何割くらいの人が知っているのであろうか。
今回のお店、ラーメン屋の【らーめんとしょうが焼き あの小宮】さんはマップで調べるとあのキラキラ女子の巣窟、SHIBUYA109にあるらしい。
109にラーメン屋?ってちょっと考えればそんなわけないことぐらいわかるのだが、私は文明に従順なので、iPhoneが言う通り、とりあえず109に行きました。
109に入った瞬間
あっ、絶対違うはこれって思って踵を返しました。
そしてすぐ、マップをペラっ。
現在地ON。
するとSHIBUYA109ではなく、MAGNET by 109の文字。
どうやらメンズ109というところの地下2階にあるみたい。
ラーメンを食べにきたおとこがおしゃれに敏感な女の子達とすれ違っていく度に正気を吸い取られた気がしましたが、お店に向かいます。
メンズSHIBUYA109の地下二階。
エスカレーターの前にすぐお店。
開店時間の11時ちょいすぎ。
先客ゼロ。
一番乗り。
とりあえず目当てだったたれ中華をチョイス。
店内はけっこう広め。
カウンター全部で10席くらい。
テーブルはけっこうあります15にん?もっと?
キャパ大きめですが店員さん二人。
絶対回らないだろうなーって思っていると
5分ほどでたれ中華到着。
まず目を引くのがラーメンではなく、軍手。
こちら熱々の瓶にタレが入っています。
それを客が自らかけて、完成させるという少し変わったスタイルのまぜそば。
早速軍手を装着。
瓶はけっこう熱い。
軍手越しでもけっこう暑さが伝わってきます。
なんかよくわかりませんけど、こういうちょっと変わった事してる時って楽しいですよね。
瓶なんていっつも空けてるのに、こういう普段ではありえないシチュエーションで空ける瓶のわくわく感ったらありません。
さっそくタレをかけてまぜまぜ。
いい感じに混ざったら早速一口。
うーん。これはうまいぞ!
まぜそばというとわかりやすい濃い味!ピリ辛!みたいなのが多いですけど、これはあくまでも魚介のおいしさを大事にしているちょいあっさり目のまぜそばです。
といっても決して味が薄いというわけでもありません。しっかりと魚介の味わいがひろがり、つるつる中太麺との相性は抜群!
さらにたれ中華のもう一つの特徴である、大量の鰹節。
こちら伊勢神宮奉納品の「天白の鰹節」というものを使用しているらしく、お店の方が配膳直後に削り立てを乗せてくれます。
この鰹節がとても美味しい。
これは逆にかなり味の濃い鰹節です!
鰹節ってこんなに味するんだ、、と驚いてしまうほどです。
鰹節とタレの相性がとてもいいですね。
うまいこと作られていると思います。
そしてさらに良かったのが締めの追い飯。
まぜそばでは定番ですが、残ったタレにご飯をまぜまぜ。
このことまで考えて私は鰹節を少し多めに残しておいたんですよ。
自分の欲望に勝ちました。
偉い私。
このタレと鰹節とご飯の相性がやばいですね。
鰹節の旨味が凝縮されたタレをご飯が吸い込んでもう、、たまりません。
これはたまたまかもしれませんがお米がけっこう柔らかめな炊き具合でした。
これもあいまって最高の締めとなりました。
一つ注意があるとすれば、こちらのたれ中華は、あっさり目のまぜそばであることを理解しておくことがポイントです。
そうじゃないとなんかパンチが足りないなーって安易に評価が終わってしまうかもしれません。
それは非常にもったいない。
最後の最後まで楽しませてくれる工夫たっぷりの作品です。
またこのお店、店名にもあるように生姜焼きも食べれる珍しいお店。
ご飯おかわり自由で店内に炊飯ジャーがあり(根暗に優しいお店好き)さらに十五穀米も食べ放題。
最高ですね。
ということで今回はあの小宮さんにお邪魔しました。
たれ中華美味しかったのに、生姜焼きとか色々気になるものが多すぎて困ります。
嬉しい悩みが増えて幸せです。
ちなみに全く関係ありませんが、あの小宮さんにお邪魔した5時間後渋谷で
あの三四郎の小宮さんに会いました。笑
どうでもいい奇跡。
ということであの小宮さん!
ごちそう様でした!